今ではマークシックス、スラント、スーパートーンマスターなどという単語が乱れ飛ぶのが当たり前の現代ですが、1950年代初頭ビバップ真っ盛りのころは、上記単語のいずれも存在しませんでした。

マークシックスの登場が1954年、スーパートーンマスターは50年代初頭でまだまだ広がっていませんでした。

即ち40年代~50年代初頭、、、ビバップがハードバップに写る1955年あたりでも、我々が現代思っているような定番のセッティングではなく、1940年代からのセッティングがかなり幅を利かせていました。

その最たる例が、スティットやコルトレーンで50年代中期でも、SBAやトーンマスターを使っていましたね?

 

今回のテーマは、我々がモダンジャズに対して思っているサックスのセッティングをスティット先生やコルトレーン先生が当時置かれていた環境を思い出して1940年代に掘り下げて考えてみるということがテーマです。

1940年代のオットーリンクのパンフレットに学ぶ

1940年代のオットーリンクのパンフレットがあります。ビバップの時代の人たちが最新のセッティングとして、読んでいたであろうパンフレットです。16Pありますが、その中身を見ることが出来ましたので、数回にわたり覗いてみましょう。

その当時の主力のマウスピースはトーンマスターにレゾチェンバーでした。

以下が1ページ目になります。

まず、最初のページは気合い入れてハンドメイドで作ってます、、、的な感じですね。知らなかったのですが、トーンマスターの頃は購入後5日までなら返品できたということです。今ではそういうことは割と普通に行われていますが、かなり商品には自信があったようですね。

そして2ページ目ですが、1940年代で30年歴史があるそうで、まだまだ頑張っているよという感じです。

そして文章からはただ一言書かれているだけですがクラリネットのマウスピースもまあまあ広まっている印象を受けます。

そして、この時代ではかなりオットーリンクが広まっていて貴方も使いましょうというような書き方なので、かなり定番のマウスピースとして地位を固めていたのが伺い知れますね。

即ち、ほとんどのプレーヤーはリンクを使っていたわけで、それゆえ今日でも(セルマーエアフローやDukoffハリウッドなどと違い)多くのトーンマスターを見かけることができるのは納得がいきます。

 

続く、、、

 

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