アメセルは14万台なきゃだめってよく言いますよね?
これは、大きくとらえると
メディアムロングボゥになった直後の13万7千から14万台を含めて14万台
ということでもあり、厳密に13万7千ではパワーが弱いから14万になったところからがちょうどいい、、、
という意味で14万だけが優れていることにも捉えられます。
では、今回の本題である
14万台ではなく15万台ではだめなのか?
なるほど、、、簡単です、、、比べてみればいいのです。
ということで、小生の14万9千5百と、15万8千台を比べてみました。
左が15万8千、右が14万9千です。
まず、色が全然違いますね。
そして持ってみると重さも全然違います、、、15万8千のほうが重かったですね。
さらには、よく見るとベルの絞り方など、楽器の太さがかなり異なります。
当時は設計図はなく何となく感覚で作っていたので違うのは当たり前です。
パッドの開きもコンディションもそれなりに違います。
それゆえ
持った感じ、楽器の鳴り方も
かなり異なっているように聞こえます。
音量:キーが開いているのと管が太いので15万のほうが広がって鳴るように聞こえる。
音色のキャラクターも15万は広がった感じで、14万9千のほうが直線的
すなわち、違う設計の楽器で異なる音色の楽器です。
両方いい楽器なのでどちらがいいとは言い切れないが、それ以上は好みの問題です。
しかし今回ののテーマは、
”14万台ではなく15万台ではだめなのか?”
ということでしたので、だめじゃないけど違う楽器、、、となります。
今回の15万8千は非常にいい個体なので、14万とも対等に行けるような楽器だと思いましたが、
私の経験上15万には全然鳴らないものもあり、ちょっとデザインの違いで大きく差が出るということを
示唆していると思います。