今日は少し前にアントニオからマウスピースをプレゼントされた話です。メイヤーのコニサーの評判などを中心にお話ししてみたいと思います。

アントニオからマウスピースを変えたとの連絡が!

それは2022年の年明けくらい、事務所で仕事を終えて楽器を練習していた時にアントニオからメッセンジャーで連絡が来ました。

「ニューヨークメイヤーいいぞ!」

デビュー時に使っていたニューヨークメイヤーはヤナギサワの方にあげたので、新しいの買ったの?って聞いたら、最近出たやつ、、とのこと。よく聞いてみると、コニサーの事でした。

聞けば、リハの帰りにロベルト(タイムズスクエアの近所にある楽器屋)で試したらよかったから、7の開きを3本も買ったとのこと。

日本にはないのか、、と聞かれたので、5番は石森さんにあって弾いたけど、7とかはあまり楽器屋さんにはおいてないね、、、と言ったら、送ってやる、、、と言って、ついに今年の夏前に届きました。

そのマウスピースがこちら

コニサーの7番です。

コニサーとは、バビット社が50年代のモデルであるニューヨークメイヤーの1つ前のモデル、メイヤーブラザーズを作っていた型を使い、同じような感じで当時のマウスピースを再現したモデルです。

ニューヨークメイヤーバージョンもありますが、今回送ってくれたのはスティットや、キャノンボールが使っていたメイヤーブラザーズモデルの復刻です。当時はシャンクには金属は巻いていませんが、キャノンボールの(クラックが入って補修した)マウスピースを意識して金属を巻いたモデルとなっています。

もちろん新品です。

 

 

いい感じのバッフルがついています。

どんな音がするかな?

付属のリガチャーではなく、ちょっと古いリガチャーを付けて吹いてみました。

さすがアントニオ先生、いいマウスピースを選定してくれました。

コニサーの5番は以前に選定したことがあったのですが、少し引っかかるものもあったり、抜けが悪いものもあったりしました。

このアントニオが送ってくれたマウスピースは、とっても良く鳴る、気持ちよく弾ける当たりのマウスピースでした。

アントニオがこのモデルを気に入った理由とは?

やはりアルトサックスのマウスピースは、メイヤーのサウンドが歴史的にも定番です。

キャノンボールが好きなアントニオならなおさらです。

ですが、ニューヨークメイヤーにも高い音が詰まるという大きな欠点があり、アントニオ自身もそれゆえポンゾールと経てV16に落ち着いたことがあります。

アントニオは、このマウスピースはメイヤーなのに高い音がオープンで、いい感じのキャラクターがある!と言っていました。

まさに理想的なメイヤーの完成形と言えるでしょう。

でも最近はまたV16を使っているみたい

20年もV16を使ってきましたから、慣れたセッティングがいいということもあるでしょう。メイヤーは古いスタイルですが、アントニオはDave Hollandや最近はちょくちょくハービーと一緒に演奏もしていますから、モダンなスタイルもしなければいけないし、その意味ではV16を使っているもの納得です。

以下、アントニオからの手紙になりますが、内容は伏せておきます。

まとめ:でもメイヤー買うならコニサーモデルがおススメ

現行の通常モデルに比べると、値段は高いけどコニサーモデルイイ感じです。

メイヤー買うならコニサーモデルをお勧めしたいですね。

アントニオ先生、ありがとう、マウスピース大切に使います!

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事