さて、日本にもいろいろな楽器屋さんがありますが、ふと思い出したことがあったのでご紹介したいと思います。
目次
大阪に中村楽器というのがあった話(今もあるとは思いますが、、?)
もちろん関西では有名?、あるいはサックス屋さんで働く人には面白くないお話かもしれませんが、関西の楽器屋さんに詳しくない人や、楽器の卸などの話に普段触れない方のためにご紹介したいと思います。
fa-arrow-circle-right古くから日本に楽器を輸入している楽器屋さん
大阪の駅の名前は忘れたが、環状線の普段あまり降りない暗~~い駅から少し歩いたところに私が行っていたころはありました。
その道の途中では、道端で焼き肉している人もいたような記憶があり、中々渋い場所にありました。
fa-arrow-circle-rightメイヤーの名付け親
言わずと知れた、アルトの定番マウスピース、、、しかし、メイヤーというのは間違った名前です。
英語的には、”マイヤー”という発音になります。
つまりこのマウスピースとメイヤーといっているのは、日本だけ、、fa-frown-o
世界基準から外れています。
何故、日本でメイヤーとなったかというと、その当時の輸入元であった中村楽器、正確には中村楽器商会がメイヤーと呼んだから、、、
その中村楽器が輸入していたレアものが、、オークションに!
見た瞬間、日本にもそんなもの入ってきたんだ、、、と思いました。
それがこちら、、、
詳しくはオークションをご覧ください。
これは何かというと、
fa-arrow-circle-rightVaritoneシステムの販促用音源(=リールテープ)のマスターテープ?
ヴァリトンシステムついては今更説明しませんが、1967年に発売のピックアップマイクが、日本にも入ってきていたわけですね。
このテープは、英語でバリトンシステムについて説明していることに加えて、ソニースティットのデモ音源が入っている、ヴァリトンのスーパーマニアックアイテムなのです!!!
というわけで、1967年ごろに入ってきたアイテムということになります。
こんなものまで入れていた、、まさにサックスアイテムの輸入の老舗といえるわけです。
あのおじいさんの手書きと思われます、、
私にとっては、中村楽器は関西のサックスの聖地?
私が行っていたころ、古いビンテージのマウスピースやマウスピースは、関西ではあまり扱っているお店がありませんでした。
その中で、私の周りのジャズ研の諸先輩方は中村楽器いけ、、、ブリルハート買って来い、、、みたいな感じで、関西ではややマニア度の高い?お店でした。
お店には、Duke Ellingtonの日本公演のでかい写真が貼ってあったように記憶しています。
ビーチェラー天国
私が買いに行ったときは、ビーチェラーの総輸入元であったので、非常に多くの在庫の中から選べた天国のような場所でした。
ビーチェラーは、フェイシングや、チェンバーがかなりのバリエーションがあったので、少なくともその当時色々試せるのはここだけでした。
そのほか、メタルのカスタムモデルや、金メッキ仕様のものなどあまり他では見かけないものも色々在庫していましたね。
カスタムも2種類あって、ここで売っていたものはテーブルにCとかいてあり、古かったのか?のちに見かけるものとは違うものがその当時売っていました。2本買いましたね。
また行きたいな
その当時は渋いものを見せられても全然理解できなかったので、もったいなかったです。
あまり関西に行くことがないのですが、もし行ったときはこのリールテープの話を伺ってみたいな、、、と思いました。
古いビーチェラーの新古品とか残ってないかな、、、と、夢も膨らみますね?
tomosax.net