この記事ではテナーサックス、ソプラノサックス、クラリネット、トランペットの音はピアノ=コンサートキーでは何の音に対応するかを説明した上で、ジャムセッションでキー(調)を伝えるときにはどう対応しているのかを学んでいきましょう。

テナーサックスのみ1オクターブ低い音が出るので、この記事では同じ音の高さであるソプラノサックス、クラリネット、トランペットの音を基準に話していきます。

(テナーサックスの人はピアノの鳴る音を1オクターブ下げましょう)

ソプラノサックス、クラリネット、トランペットの”ド”は、ピアノでは”ド”ではない!

ソプラノサックス、クラリネット、トランペットでCの音を弾くと、ピアノでいうところのBbの音が鳴ります。

このように”ド”を弾いた時に、ピアノのCとは異なる音が出る楽器を移調楽器といい、クラリネット、サックス、トランペット、ホルンなど、多くの管楽器は”ド”を弾くと違う音が鳴るように設計されています。

(トロンボーンのみ移調楽器でありながらコンサートキーで読む風習があります)

つまり

サックス、クラリネット、トランペットの音をピアノの人に伝えても通じない! のです。

ソプラノサックス、クラリネット、トランペット ⇒ピアノ(コンサートキー) 対応表

全音(長2度)下げて、、、と言っても初心者の人には難しいでしょうから、ソプラノサックス、クラリネット、トランペットの音がピアノでは何の音になるのか一覧を作りました。

以下の表を見て調べるといいでしょう!

Bb-C

ジャムセッションの時に、バンドにはやりたい曲をコンサートキーで伝える必要がある!

そういったわけで貴方がソプラノサックス、クラリネット、トランペットで見ている楽譜と他の楽器の人達が見ている楽譜は、キー(調が)違うわけです。

ジャムセッションなどで曲を弾くときには、ピアノのキー(=コンサートキーと呼びます)で曲の調を指定してあげる必要があります。

そして、1つの調号に対してメジャーキー/マイナーキーの2つがありますから、それらを表にしたものを以下に示します。

Bb-C メジャーマイナー

例①:酒バラのキーは、コンサートキーでは?

酒バラはソプラノサックス、クラリネット、トランペットでは#が1つでGメジャーのキーになります。

コンサートキーではFメジャーのキーで演奏する、と伝えることになります。

例②:枯葉のキーは、コンサートキーでは?

枯葉は#、bの無しのキーですが、悲しい曲なのでAマイナーの曲と呼ばれることが一般的です。

それゆえコンサートキーではGマイナーのキーで演奏する、と伝えることになります。

まとめ

この表を見て、対応するコンサートキーをバンドに伝えてあげてください!

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