アメリカでは有名な、Mindy Abairさんのカスタムマウスピースを吹く機会がありましたので、その感想を世間の評判をまとめてみたいと思います。

目次

ミンディ・エイベア さんとは?

1969年生まれ、アメリカのコンテンポラリーなスタイルのサックスプレーヤーで、スムースジャズ、フュージョン系のプレーヤーとして有名です。

元々はバックストリートボーイズの裏方を務めたあと、2004年あたりにデビューしたようです。遅咲きですね? そのころからの活動が目立ちますが、最近ではもっぱらスムース色が強いです。

2014年のサマーホーンズの演奏をご紹介します。(まだこの頃はMindy モデルではありません。多分オレグのメタル?)

2018年頃にセオからミンディーモデル(1)発売

最初は1モデルのようですが、途中からバージョン2に変わったようです。

いつ変わったかは私は知りませんが、現時点(2024年)ではマウスピースに2と書いてあります。

値段も最初は4万半ばでしたが、今では9万円近くでほぼ倍の値段になっています!

マウスピースの特徴は?どんな音色がするの?

【1:材質と仕上げ】恐らく普通の真鍮に、ロジウムメッキがかかっています。 重量はとても重く、アルトのマウスピースとしては1,2を争うほど重量があります。

【2:デザイン】いわゆるハイバッフル、そして敢えて言うなら限界までハイバッフルというくらいの高さで、ARBにも劣らない鋭さです。 また中の容積は小さい=スモールチェンバーで、音も厚みがある丸い音とは反対で、直線的で恐ろしく鋭い音がするデザインとなってます。

【3:音色】ハイバッフルの鋭さに、直線的な細い音が飛んでいくイメージ。しかしながら、ロジウムメッキによって高い倍音が鳴らず音色的には抜けない暗い音がするようになっており金メッキのようにキラキラした成分はありません弱く吹いた時には暗めの音が出るように狙っていると思われます。 しかしながら、音色はABRにも負けず劣らずバキバキの鋭い感じの明るい音で、クリスハンターや勝田さんのイメージに近い音がすると思ってもらっていいでしょう。

【4:抵抗感】重たいので、スッと抜けるというよりはそれなりに抵抗感があります。息を押しこんでタメを作れるようにしているのだと思われるが、高音ではハイバッフルで詰まりやすいので、このスタイルに慣れていないとまず使いこなせないような玄人向けのフィーリング。

ハイバッフルに慣れている人が最後にたどり着く桃源郷?

私もDukoffを20年以上愛用するハイバッフル愛好者ですが、それらのマウスピースの中でも最もバッフルが高く鋭い音がします。

ハイバッフル系メタルと言えば、

ジョディージャズDV JodyJazzDV

 

 

 

デュコフDukoff

 

 

 

ガーデラ Dave Gardala

 

 

 

 

ARB

 

 

 

あたりがあげられますが、バッフルの高さと音の鋭さで並べると

Jody Jazz <Dukoff< Gardala < ARB<  Mindy 

(柔らかい⇒鋭い)

の順となります。

それゆえ、難易度も高めといえるでしょう。

元々ハイバッフルは入り口付近の容積が狭いため特に高音が詰まるので、高音で口を締める(噛む)癖のある人はキーキー鳴りやすくなります。

そのリスクはあるものの、わかりやすく鋭い音を手に入れられるアイテムです。

Theoのサイトより

以下販売元のサイトのデモです。

何故SBAで吹いているのかはちょっと突っ込みどころがありますが(エバレットを意識?)、シリーズ2,3やヤマハでで弾いた時よりは少し趣の違う音がすることを踏まえて聞くといいでしょう。

この音源は私がマークシックスなどで弾くときよりも、(SBAのため?)これでも落ち着いた音色がしているように聞こえます。実際にはもっと明るい音がするようなイメージを持つような印象です。加えてやはりハイバッフルですから高い音はややシャープしますが、これは慣れればコントロールできるでしょう。

まとめ

Mindyさんこんなすごいマウスピースを弾かれていたんですね! 見た目に合わせてマウスピースもとってもド派手で、

とってもイケてます!!

Mindyさんのようにバリバリ弾きたい方は、是非ミンディーさんのマウスピースを手に入れてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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