選定日時:2022 4月18日

選定対象:Woodstone テナーNew Vintage AF 6本+ オットーリンクメタルフロリダモデル7

アルトを長年演奏されてきた方のテナーに移行する支援での購入となります。

この数日前に他の方に選んだばっかりなのに、また選定しに行くことになりました。

もうF#なしの在庫がどのようになっているか前回の選定で熟知していたので、今回はF#付きも交えて選びました。

アンティークフィニッシュ(アンラッカーモデル)を選定

今回の購入者はかなりアルト歴が長く、ジャズ系やポップス系のライブなども頻繁に行っているということもあり、ポップスにも対応できる少し中期よりのシックスのイメージ(8万以降)で

選ぶことになりました。

例によってすべての楽器からネックや、ねじを外して、同じ1つの個体を使いながら選定していきます。

F#あり・なしで若干のフィーリングの違いはありますが、それも加味して、最もいい個体を選びます。

強く吹いたり、弱く吹いたり、同じことをすべての楽器を演奏して違いを見極める

基本的には、

  • 低音など、反応が最もいい楽器を選ぶ
  • 暗い音だけ、明るい音だけがするような楽器ではなく、音色の幅がどれだけある楽器か調べる
  • 音程、鳴りが均一か調べる
  • 速く吹いた時に音の立ち上がりが速いか調べる
  • どこまで押せるか調べる
  • 普通に吹いた時の楽器の馬力、基本のキャラクターなど調べる

で、比べるのですが、

鳴りがいいがとても音が明るい個体 VS 鳴りは2番目だがオールラウンドな音が出る個体

がありました。今回はジャズもポップスも演奏するということでしたので、2番目のオールラウンドなほうを選びました。F#付きになりました。

その個性を生かしつつ最大限楽器の性能を発揮するネックを選定

博士
ネックの違いは大きいんじゃ!
ネックの違いだけで、本体の性能の順番を覆すこともあります。そのくらいネックの差は大きいといっても過言ではありません。

よく鳴るが音がバリバリしすぎるネック vs 色々な音がカラフルに鳴り最低音を含めた反応がいいネック

ネックはその楽器の音色の方向性を決めてしまうくらい、音色に影響があります。それゆえ、ただ鳴りがいいだけでなく、本体の音色を高めるものを選びます。

今回は、一見良くなりすぎるほうを選びそうですが、最低音が軽く鳴りカラフルな音が出るネックを選定しました。

 

マウスピース:Otto Link フロリダモデルも選定

テナー初心者であることもあり、リンクメタルも一緒に選びます。マウスピースの方向性はまた色々決めてもらうとして、やはり定番のリンクメタルは必要ということで、1本いいものを選びます。

リンクメタルの中ではFLモデルが最も吹きやすく、道具としてはおススメです。

また少し新しい在庫が入ったばっかりでしたので、いい7番を選ぶことができました。

1本楽器に刺さっているので、計4本の中から選びました。

そしてすべて選び終わった個体がこちら!

さっそく選んだもので吹いてもらいました!

 

まとめ

今回も大変すばらしい楽器が選べました。F#付きのポップスもできるジャズより楽器、アメセルシックスでいうところの9万~10万の暗い個体のイメージの楽器が選べました。

スタッフの方々、大変ありがとうございました。

(注:多くの個体から選ぶことは、私でもいつもかなうわけではありませんので、お店に無理のない範囲で丁重にお願いしましょう)

 

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