現代のNYのシーンで標準装備とされているヤナギサワアルト、その中でも991,現行WO01のアンラッカーは最もビンテージに近い音色で非常減の幅も広い仕様としてコアなファンの間で広まっています。そのアンラッカー仕様の楽器は、日本では特注仕様で、限られた楽器屋でしか注文できない仕様ですが、今回特注してみました。

アンラッカーを使う人たち

アンラッカーは元々は、アントニオハートの使用が有名で、私の師である彼は実は2本も注文しています。

[Antonio Hart]

 

[Justin Robinson]

ロイハーグローブの晩年のアルトとして有名なジャズティン先生もアンラッカーを使われています。

錚々たる顔ぶれですね?

アンラッカーの特徴

アンラッカーは、その名の通りラッカーという塗装をしていない、地金むき出しの仕様となります。手入れが大変などという人もいますが、それは楽器屋さんの話であって、実際に使う分には手入れが大変ということは全くなく、普通の楽器と一緒です。ですが、使い終わった後に、水分はふき取っておいたほうがイイでしょう。

新品の状態では、ラッカー付きと全く見栄えは変わりませんが、時間が経つに触れ変色してきます。上記写真は、購入後2か月後の色です。まだまだ、熟成が足りない色ですね? 熟成が進むとくすんだ色となりますが、その色の状態でのサウンドの話をしたいと思います。

 

音色はパサついて、枯れた音色がします。特に低い音では、非常に暗い音色がして、弱く弾いた時には、よりぼけた音がして、非常にビンテージ的なサウンドがします。強く吹いた時には、いわゆるバズが多く出て、音に張りが出ます。そして、管がより振動できることで、より細かい表現が音に現れます

強く押したときには、ラッカーがある場合よりも弱くなるので、押したい場合や音色に少し艶を出したいときには、ゴールドプレートのネックを付けるといいでしょう。


「工場にて」 柳沢氏曰く、アンラッカーは納品に気を使うから大変とのこと、、、

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アンラッカーの買い方

基本的には特注の楽器です。どことは言いませんが、ク〇〇〇、シ〇〇〇、、というような楽器店では、特注で注文しようとすると、”カタログに載ってない” あほちゃうか、、、という顔で追い返されたという経験を数回聞きました。(本当の話です)

やはり、いわゆるサックス専門店でないと、注文すら受け付けてもらえない、、、そして、納期も遅くなる、、ということがあるようです。

私が今まで数回購入した中では、石森管楽器が値段的にも最も安く、もちろん、上記のような苦い経験もありません。ヤナギサワの特注の楽器などを販売している専門店で注文するがおススメです。しかし、特注であるが故に、キャンセルできないことと、納期がそれなりにかかる、、、ということが注意点として挙げられます。 私は、納期3ヶ月といわれましたが、その時は1か月で上がってきました。

アンラッカーの注文経験がある、サックス専門店で特注で注文する。私は、石森管楽器がおススメ。

楽器が届いた後の変色の仕方

アンラッカーは酸化が進んでいきます。到着直後は、通常のラッカーの見栄えと全く変わらず、本当にアンラッカーを注文したかと、、、ドキドキします!

【使用後1か月】 ちょっとくすんできますが、まだピカピカです。 指紋の跡などがついてきました。

【使用後2か月】まだそんなに変色しません。

【使用後4か月】結構、色がくすんできました。

そうなんです、、、いわゆる、アントニオ先生のような、色、、、そして、サウンドになるには1年くらいはかかります。それまでは、少し明るめのサウンドとなりますが、少しずつ変色が進んでサウンドが変わっていくのを楽しむのも、この楽器の特徴です。王道NYスタイルの楽器が欲しい人にはお勧めのアルトです。

 

 

 

 

 

 

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