よくリフェイスするには、どうしたらいいですか? と聞かれます。 しかし、リフェイスほど怖いものはありません。 それは、

tomo
必ずしも良いことばかりではない!
からです。
リフェイスには、色々なレベルがありますが、リフェイスの注意点など、今回は軽微な例を取り上げてみたいと思います。

ちょい古、現行品オットーリンクSTMメタルをリフェイスした例

テーブルや、レールを軽く整えていますね。

整えるには、それなりに良いこと と 悪いことをトレードオフすることになります。

その点について述べてみたいと思います。

博士
実は、ヴィンテージマウスピースの銘品のほとんどは、テーブルなどは歪んでいるんじゃ!

 

つまりビンテージ的には、ゆがみはあって当然のもので、現代的に整えてしまうことで、ビンテージからは離れてしまいます。

すなわち、今回のように本来あったゆがみをパツンパツンに整えてしまうと⇒音の丸みが消え、ギスギスした固い音の音色になっていく

tomo
ヴィンテージ的には整えすぎてはいけないんですね?

博士
そうなんじゃ、、ビンテージのマウスピースはよく鳴るのは、整えすぎてあることではなく、材質によるところが大きいんじゃ! 整えると、ビンテージの趣が消えてしまうんじゃ!

リフェイスすることで低音の出が良くなる利点もあるが、それと同時に音色の微妙な丸みが失われる
オットーリンクのジャズの音色が欲しいのに、ちょっとバキバキした現代的な音色の方向を向いてしまいます。
テーブルを整えると ⇒ 音の角が立ちまくり度UP!
レールを整えると ⇒ 音のギスギス度、特に高音でUP!

ですが、このリフェイスは最低限度行っている感じに見えるので、節度をわきまえているといえます。


ガーデラやJody Jazzのように現代的なマウスピースは、今回のようにリフェイスしても音色がそこまで損なわれることはありません。
しかし、ビンテージ系のマウスピースや、音色を損ないたくない場合にはリフェイスは最低限にして整えすぎてはいけないわけです。
利点 高音が出やすくなるかも? 低音の反応が良くなるかも? 音のつまりが無くなるかも?
悪い点 高音がギスギスして、ピギーっていったり、音が明るくなって、柔らかさが無くなるかも? 低音がバリバリして、ぼわっとした音の丸みが失われるかも? ズバッといくようになっちゃって、程よい抵抗感や”溜め”が失われ、品がないうるさいだけの音色になっかうかも?

 

上記の点が、トレードオフするポイントになります。

いずれの場合も、音色が失われます。

博士
リフェイスは最低限にするんじゃ! やればやるほど、顔の整形のように? 福笑い状態でバランスが失われて、しっちゃかめっちゃかなマウスピースになるんじゃ!
悪いリフェイスのイメージ ⇒

 


リフェイスがオリジナルを超えることはない! よくて同等、、、それなら、最初からリフェイスが必要のない最高のマウスピースを選んで買うべし!
【良いサックス人生を送るために】
① リフェイスせずに、あるいはリフェイスが必要のないマウスピースを選びましょう
② リフェイス品を吹かずに中古で買うのはやめましょう、
③ リフェイス品はどこかバランスが崩れている前提で買いましょう。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事